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長野県品質工学研究会の活動報告(2020年10月&11月)
長野県品質工学研究会
 2020年10月9日(金)に2020年度の総会および第6回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)およびオンライン(Webex)にて同時開催した。(会場参加者:3名+事務局2名、オンライン参加者:6名)
【総会】
2020度の事業報告および2019年度の事業計画が承認された。今年度は会費徴収をしないこと、ウェブ会議用にウェブカメラを購入することなどが決議された。
以下に示す1つの事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「オンラインQEの決定分析への適用」 (信州大学 岩下幸廣)
多数の案から最適案を選択する場合、従来はKT法などが使用されています。決定分析にOn-Line品質工学の考え方を適用して最適案を検討する方法を提案し、コロナウィルス対策などを例に参加者で議論した。

 2020年11月13日(金)に2020年度の第7回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)およびオンライン(Zoom)にて同時開催した。(会場参加者:3名+事務局2名、オンライン参加者:5名)
以下に示す3つの事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「技術プレゼンのコツ」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
分かりやすい技術プレゼンを作成するコツについて説明した。頭の中にマイクロクエスチョンを発生させないような工夫が必要である。
2.「品質工学相談窓口設置について」 (日置電機(株) 兒玉光)
社内で実施している品質工学支援活動について、以下の取組を紹介し、内容についてアドバイスをいただいた。
 @「品質工学WEBページ」のリニューアル
 A「品質工学を用いた設計最適化支援活動」の概要
 B初学者向けに作成した「品質工学説明資料」の紹介
3.「プレス成形解析の最適化」 ((株)サンコー 中増光宏)
プレス成形解析ソフトは各種設定数値によって解析結果を変化させることができる。これまで解析結果を実機に近づけるよう数値調整を繰り返してきたが、どのプレス製品にも最適となるような選択をしているとは言えない。そこで解析対象のプレス製品をノイズとして、ロバストな設定をすることを考えた。発表後には、出力の定義方法や、望小特性とゼロ望目特性どちらのSN比で考えるべきか、など意見交換を実施。この内容を参考に実験に臨む。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
 
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品質工学会誌(2020年8月号)
長野県品質工学研究会
 2020年4月10日(金)に2020年度の第11回研究会をZoomミーティングにてオンラインで開催した(参加者:12名)。以下に示す事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「コロナウィルス拡散予測」(信州大学 岩下幸廣)
ホットな話題のコロナウィルスの感染拡大について、ロジスティックモデル、ゴンぺルツモデルを用いて予測を行った。中国、イタリア、スペイン等、海外での感染拡大は、ゴンぺルツモデルが当てはまり、今後の感染拡大が予測できた。一方、日本での感染拡大は、3月中旬以降は指数関数より拡散速度が大きく、感染爆発との結果になった。予測が外れ、緊急事態宣言などが大きな効果を発揮することを期待したい。

 2020年5月15日(金)に2020年度の第1回研究会をオンライン(Webex)で開催したにて開催した(参加者:9名)。以下に示す1つの事例発表についてディスカッションした。その他、新型コロナウィルス検査に関連して、モンティ・ホール問題の話題提供があった。
【事例発表】
1.「コロナウィルス拡散予測」(信州大学 岩下幸廣)
前回の報告の続報として、新型コロナウィルス感染予測及び感染分布について報告した。国、県によって感染状況が異なるので、感染状況データと要因をT法などで解析すると今後の感染対策に役立つと思われる
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)

 
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品質工学会誌(2020年6月号)
長野県品質工学研究会
 2020年2月7日(金)に2019年度の第10回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)にて開催した(参加者:8名)。以下に示す4つの事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「パラメータ設計を用いた高級食パンのレシピの最適化」(日本電産(株) 塚本ちさと)
2月14日開催の品質工学実践交流大会の発表資料 『パラメータ設計を用いた高級食パンのレシピの最適化』について、改善案や意見などをもらった。
2.「コンセプト審査法による市販酒評価(第3報)データのT法による解析」 (KOA(株) 守谷敏)
長野県工業技術総合センター食品技術部門から、お酒の香り、味、甘辛、熟度、総合の官能評価点と機器分析データが報告されている。そこで、T法を用いて機器分析データから官能評価点が推定できるか、ηによる重み付けからどの成分が効いているのかを解析してみた。各官能評価点(真値)に対して、相関係数0.88〜0.96で推定でき、また評価項目ごとに効いている成分を求めることができた。
3.「T法による会社の売上げ推定」(KOA(株)守谷敏)
以前に、会社の売上と各種産業界の生産数や販売額をT法によって解析した。今回は、推定する年数を細かく区切り、ηによる重み付けから、売上と相関の高い(売上に効いている)業界がどのように変わってきたのかを調べた。この解析結果を、これからの経営戦略に生かすことを考えている。
4.「金属プレス特殊加工の最適条件 T法編」 ((株)サンコー 中増光宏)
金属プレス特殊加工の最適条件を求めるパラメータ設計結果をT法で解析。直径が小さな穴と大きな穴の実験結果から、それらの中間に位置する穴径の実験結果を予測。

 2020年2月14日(金)、品質工学実践交流大会を塩尻インキュベーションプラザにて開催した(参加者:27名)。内容は以下の通りである。
1)あいさつ 長野県品質工学研究会 会長 中西徹
2)品質工学実践事例(3件)
「パラメータ設計を用いた高級食パンのレシピの最適化」日本電産(株) 塚本ちさと
「MT法を用いた射出成型の異常品判別」日本電産サンキョー(株) 中西徹
「コンセプト審査法による市販酒評価(第3報)データのT法による解析」KOA(株) 守谷敏
3)ポスターセッション・相談会※事例発表ポスター前で発表者とのディスカッション
4)特別講演会「製品開発力で勝ち残るための一考察〜品質工学とのつき合い方を考える〜」三菱電機(株) 鐡見太郎
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)

 
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品質工学会誌(2020年4月号)
長野県品質工学研究会
 2019年12月13日(金)に2019年度の第8回研究会を長野県工業技術総合センター環境・情報技術部門(長野県松本市)にて開催した。以下に示す3つの事例発表および特別講演を行った。
【事例発表】
1.「オンラインQEでのフィードバック制御の考察」 (信州大学 岩下幸廣)
保全における品質工学について劣化の状態を考慮した計算方法を検討し、定期保全、予防保全についての適用事例を報告した。その後内容について議論を行い理解を深めた。
2.「直交表と機械学習によるパラメーター最適化」 (日置電機(株) 小林昌史)
直交表を使ったデータ取得と、機械学習によるモデル化およびパラメーター最適化について報告した。品質工学の良い所を取り入れつつ、コンピューターパワーを利用してより良い設計値を探すという取り組みである。例えば、高次の多項式を使ったモデル化では、データが疎な部分においてフィッティングが極端な振る舞いを示す傾向があるが、直交表を使うことで、疎密の偏りのないデータ取得を行うことができる。研究会メンバーより、他社事例の紹介や、高次変数でのフィッティングなどについて、 様々な意見をいただいた。現在の取組について、アドバイスをいただける場所として品質工学研究会は非常に貴重な存在であると考えている。
3.「金属プレス特殊加工の最適条件」((株)サンコー 井上貴裕)
金属プレス特殊加工の最適条件を求めるパラメータ設計。これまで一応の結果を得ている形状とは異なる形状で同様の実験を行い比較結果を報告。動特性として考える、T法で解析する、などの意見を得る。しかし2実験はそれぞれ独立していると考えるべきかもしれず、さらに検証が必要。
【特別講演】
「環境・情報技術部門におけるIoT及びMTシステムの取り組み紹介」
(長野県工業技術総合センター環境・情報技術部門 情報システム部 西田崇)
長野県は県内中小製造業の生産現場におけるAI-IoTの利活用を促進するため、IoTデバイス事業化促進事業を実施している。具体的にはAI活用/IoTデバイス事業化・開発センターの開設や生産現場IoT技術研究会の開催、生産現場で低コストにIoT構築ができるセンターIoTキットの貸与等を行っている。また、AI技術にはMTシステムも活用している。それらの取組みについて紹介した。

 2020年1月10日(金)に2019年度の第9回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)にて開催した(参加者:14名)。以下に示す5つの事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「パラメータ設計を用いた高級食パンのレシピの最適化」 (日本電産(株) 塚本ちさと)
高級食パンを家のホームベーカリーで作る事が出来ないか?という発想から、パラメータ設計を用いて高級食パンの評価を行った。パラメータ設計の結果を発表し、参加者から意見などを頂いた。
2.「パラメータ設計計算方法の検討(T法の適用)」 (信州大学 岩下幸廣)
パラメータ設計でのη、Sについて、T法を用いて推定値を求める方法提案し、参加者で議論した。直交表の変更やデータ数の検討などが必要であるが、より深い情報が得られる。
3.「T法のサンプル数についての検討をシミュレーションしてみた」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
T法のサンプル数については、「項目数より多い」という制限がない。しかし、あまりにも少ない場合は、項目と信号の相関が低いにもかかわらず、重み付けのSN比ηが高くなってしまうケースがある。そこで、最低何個くらいあれば妥当な解析ができるかをシミュレーションしてみた。
4.「T法の基準化について」 (日本電産サンキョー(株) 中西徹)
T法では、中位の数セットのメンバーの平均値や、ひとつのメンバーで基準化し、信号データを使って重み付けの為のSN比を求めるが、メンバーの選び方で推定精度が変わる。そこで、推定精度が最もよくなるようなメンバーを選択する方法を提案し、研究会内で議論した。
5.「金属プレス特殊加工の最適条件」((株)サンコー 井上貴裕)
金属プレス特殊加工の最適条件を求めるパラメータ設計について確認実験結果を報告。研究会参加から約半年間でパラメータ設計の基本的な流れを実践することができた。ここまでを一区切りとし、今後の進め方を再考する。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
 
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品質工学会誌(2020年2月号)
長野県品質工学研究会
 2019年10月11日(金)に2019年度の第6回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す3つの事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
1.「信州発!”信”SN比の提案」 (KOA(株) 守谷敏)
ゼロ点比例、標準SN比、エネルギー比型などいろいろなSN比があり、どれを使うべきか悩んでしまう。また、セミナーにおいても初心者が理解できるように腐心しているが、これもなかなか難しい。そこで、タグチの考えのまま、簡単で使いやすくしたSN比を提案した。11月の4県合同研究会で議論する予定である。
2.「新MT法の提案」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
従来のMT法の欠点を補う方法を考案した。その結果、判別精度を向上させることが可能となった。また、単位空間のサンプル数が項目数よりも少ない場合でも適用できるため、より汎用性がある。
3.「金属プレス特殊加工の最適条件」((株)サンコー 井上貴裕)
金属プレス特殊加工の最適条件を求めるパラメータ設計の結果を報告し協議した。望目特性としてではなく望小特性として解析すべきではないかとの指摘あり。次回を待たずに会員間にデータを展開し、意見を求める。
【共通テーマ】
「小型PCによるMTシステム実験」
新たな共通テーマとして、「オンライン異常診断のシステム開発」を行う。このテーマは、製造現場の装置の異常診断などにMTシステムを活用するにあたり、オンラインで異常判定が可能なシステムを、安価な小型PCとセンサーで作ることを目標としている。今後、取り組む事例を決め、共通テーマとして活動する。

 2019年11月8日(金)に第16回品質工学合同研究会(埼玉・北陸・山梨・長野)を日置電機株式会社(長野県上田市小泉)にて開催した。23名(埼玉6名、北陸1名、山梨3名、長野13名)の参加者が集まった。合同研究会の内容は、以下の通りである。
【工場見学】:会場の日置電機(株)の見学
【各県研究会の近況報告】:参加各県の研究会の活動が報告された。
【企画1:長野発!"信"SN比の提案】(KOA株式会社 守谷敏)
長野発の新SN比についての紹介とディスカッションを行った。計算式がシンプルで分かりやすいのが特徴である。
【企画2:長野発!改良型T法の提案】(信州大学 岩下幸廣)
長野発の改良型T法についての紹介とディスカッションを行った。非線形成分への対応や重み付けのSN比ηを最適化するソルバー法など、推定精度を高める独自の工夫を行っている。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)

 
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