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品質工学会誌(2020年6月号) |
2020年6月19日 10時37分 |
長野県品質工学研究会
2020年2月7日(金)に2019年度の第10回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)にて開催した(参加者:8名)。以下に示す4つの事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「パラメータ設計を用いた高級食パンのレシピの最適化」(日本電産(株) 塚本ちさと)
2月14日開催の品質工学実践交流大会の発表資料 『パラメータ設計を用いた高級食パンのレシピの最適化』について、改善案や意見などをもらった。
2.「コンセプト審査法による市販酒評価(第3報)データのT法による解析」 (KOA(株) 守谷敏)
長野県工業技術総合センター食品技術部門から、お酒の香り、味、甘辛、熟度、総合の官能評価点と機器分析データが報告されている。そこで、T法を用いて機器分析データから官能評価点が推定できるか、ηによる重み付けからどの成分が効いているのかを解析してみた。各官能評価点(真値)に対して、相関係数0.88〜0.96で推定でき、また評価項目ごとに効いている成分を求めることができた。
3.「T法による会社の売上げ推定」(KOA(株)守谷敏)
以前に、会社の売上と各種産業界の生産数や販売額をT法によって解析した。今回は、推定する年数を細かく区切り、ηによる重み付けから、売上と相関の高い(売上に効いている)業界がどのように変わってきたのかを調べた。この解析結果を、これからの経営戦略に生かすことを考えている。
4.「金属プレス特殊加工の最適条件 T法編」 ((株)サンコー 中増光宏)
金属プレス特殊加工の最適条件を求めるパラメータ設計結果をT法で解析。直径が小さな穴と大きな穴の実験結果から、それらの中間に位置する穴径の実験結果を予測。
2020年2月14日(金)、品質工学実践交流大会を塩尻インキュベーションプラザにて開催した(参加者:27名)。内容は以下の通りである。
1)あいさつ 長野県品質工学研究会 会長 中西徹
2)品質工学実践事例(3件)
「パラメータ設計を用いた高級食パンのレシピの最適化」日本電産(株) 塚本ちさと
「MT法を用いた射出成型の異常品判別」日本電産サンキョー(株) 中西徹
「コンセプト審査法による市販酒評価(第3報)データのT法による解析」KOA(株) 守谷敏
3)ポスターセッション・相談会※事例発表ポスター前で発表者とのディスカッション
4)特別講演会「製品開発力で勝ち残るための一考察〜品質工学とのつき合い方を考える〜」三菱電機(株) 鐡見太郎
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
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