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長野県品質工学研究会の活動報告(2021年12月&2022年1月)
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2022年1月19日 09時34分
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長野県品質工学研究会
2021年12月10日(金)に2021年度の第8回研究会をオンライン(Webex)にて開催した(参加者:9名+事務局2名、見学1名)。
以下に示す3つの事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「安全係数についての考察」 (信州大学 岩下幸廣)
完全係数の計算値は部品メーカーの立場では実感より大きすぎるように感じる。部品損失が部品σに対して望大特性を示すと考え、オンライン品質工学の最適化手法を使うと、実感に合った結果が得られた。
2.「絞り加工に適したプレスモーションの選定」 ((株)サンコー 井上貴裕)
絞り加工を行う際のプレスモーションの最適化にパラメータ設計を活用した事例を報告した。
今回は製品寸法の一部を特性値として評価したが、その他の製品寸法を同時に評価する方法について、いくつかアドバイスをいただいた。
また、事前の誤差因子の検討が不十分であり、再現性が得られない可能性があるという指摘をいただいた。
3.「MT法の波形解析における標本線を最適化する方法」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
標本線を最適化する方法としては、2水準系の直交表に「採用する/しない」を割り付けて解析を行うのがベーシックな方法である。しかし、水準間に交互作用が大きい場合では、信頼度の高い結果を得ることができないという問題がある。GA法で標本線を最適化した場合は、水準間に交互さようが大きい場合でも、最適に近い結果を得ることが可能であるというメリットがある。
また、望大特性のSN比を用いて2水準系の直交表で評価する場合の問題点も指摘した。
2021年1月14日(金)に2021年度の第9回研究会をオンライン(Webex)にて開催した(参加者:10名+事務局2名)。
以下に示す1つの事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「誤圧での最適化について」 (信州大学 岩下幸廣)
MT法の計算で逆行列の要素が大きな値になって計算できなくなることがある。一方、誤圧での計算は同様の問題は起きないが、MT法より判別精度が悪い。誤圧計算で各項目の重みづけを行い、NG品のデータを使って重みの値を最適化することによって、判別精度を上げることができる。また、項目の重要性もわかる。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
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