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品質工学会誌(2013年12月号)
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2013年12月26日 09時48分
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長野県品質工学研究会
2013年9月12日(木)、第5回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す事例発表および2つ共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
「ISO/TS16949と損失関数」 (KOA株式会社 守谷敏)
ISO/TS16949のSPC参照マニュアル第2版には損失関数が記載されている。従来のゴールポスト思考より、顧客や社会の被る損失を考慮した損失関数思考の方が現実の現象に近いと述べられている。TSでは製品分布の偏りによる損失が主であることや、なぜ損失は2次曲線なのかといったことについて発表し、それについて議論を行った。
【共通テーマ】
「品質工学学習教材 コマ実験セット」
現在、全国の中小企業を中心に「全日本製造業コマ大戦」という取り組みが行われている。直径φ20のコマを25cmの土俵の上で戦わせ、長く回るか、相手を弾き飛ばした方が勝ちというシンプルなルールである。コマは、片手でひねって回すが、コマの材質や重心位置の設計条件によって回転時間が大きく変化する。土俵の状態や相手によらず、長く安定して回るコマのパラメータを求めるために品質工学を使った教育教材を検討することになった。「成功体験をしてもらう」ことを第一目標とし、まずは、適切なノイズの検討を行うことにした。検討の結果、土俵の摩擦、コマの偏心、相手コマとの距離等があげられた。次回実験を行うため、パラメータ設計(L18)したコマと土俵などを準備する事となった。
2013年10月10日(木)、第6回研究会をKOA株式会社(長野県上伊那郡箕輪町)にて開催した。以下に示す事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
「品質工学フローチャートから浮き上がってきた普及に関する問題点」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
顧客から「品質工学のフローチャートが欲しい」との要望があり、パラメータ設計、MTシステムおよびオンラインQEについてフローチャートを作成した。顧客の反応は好評であったが、新たに普及に関する問題点が見えてきた。そこで、問題点を克服するための導入システムについて検討した。
【共通テーマ】
「品質工学学習教材 コマ実験セット」
コマ実験セットの試作品をメンバーで評価した。まずは、実験の再現性があるかどうかを評価するために、コマ回し機(安定化電源にソーラーモーターをつないだもの)でコマを回してみた。
同じ条件で回しても平均の回転時間に±10数秒程度の違いがあるため、大きな誤差を与えるか、コマ回し機を改善する必要があるとの結論になった。次回までに、コマ回し機の先端部を改良することとした。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
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