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品質工学会誌(2007年8月号)
長野県品質工学研究会
 2007年5月24日(木)、第1回研究会(特別講演会)を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。
【特別講演会】
演題:固有技術を高めるオンライン品質工学
講師:アルパインプレシジョン(株)秋山幸示 氏
内容:
 一般的には、品質をよくするとコストは高くなる。品質とコストはトレードオフ出来ない。
そこで、品質をよくすることで、歩留まりの向上、検査コストの低減、品質をカバーするための部品不用などによりコストを下げる。
 損失関数の利用において、高級車の価格といったような飛び抜けた値を用いると許容限界値が非現実的なものになる。このような場合は、客が不良のために掛かる費用を計算対象としている。
 モグラたたきの下に潜む問題の本質は計測誤差で、それが忙しさの原因である。計測誤差は人により異なることに注意を要する。 
 生産に品質工学を活用する文化を育てる。ただし、強制しても文化は変わらない。現在、文化を定量的に評価する試みを行っていて、品質工学会で成果を発表する。
 といった秋山氏の経験に基づく講演が行われれた。


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