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長野県品質工学研究会の活動報告(2024年10月&11月)
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2024年11月29日 12時32分
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長野県品質工学研究会
2024年10月11日(金)に2024年度の第5回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)およびオンライン(Webex)にて同時開催した。(参加者:12名)
以下の2つの事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
1.「「研究」と「研究開発」は違う」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
「研究」と「研究開発」の違いについて紹介した。「研究」は「真理の探究」が目的であり、「研究開発」は「ものづくり」が目的である。目的が異なるから、両者の道具(手法)も異なる。適切な道具(手法)を使うことが重要である。
2.「技術の評価は品質工学(タグチメソッド)で」 (日精樹脂工業(株) 新井啓太)
社内研修会で実施した内容(1)品質工学が目指す姿と目的、(2)実践に向けて、について発表した。
今後研修会をやる場合の内容として、品質工学を使ってうまくいった事例と、使わずにうまくいかなかった事例を紹介すると良いといったアドバイスをいただいた。
2024年11月18日(金)に2024年度の第7回研究会をシナノケンシ(株)(長野県上田市)にて同時開催した。(参加者:36名※事務局含め会員8名、講師2名、シナノケンシ様26名、オンライン5名)
特別講演、パネルディスカッション、事例発表および工場見学を実施した。
【特別講演】
「品質工学を実践で活かすコマツ流の挑戦」児玉 治 (コマツ 開発本部業務部 主幹)、細井 光夫 (コマツ コマツウェイ総合研修センタ教育企画部(兼) 開発本部開発人事部主幹)
「コマツ流の品質工学」の必要性とその中核をなす「技術開発の8ステップ」と「商品設計の8ステップ」を紹介いただいた。
【パネルディスカッション】
以下のテーマにてパネルディスカッションを行った。
「品質工学に何を期待するのか?」
「どのように品質工学を使うと儲かるのか?」
「品質工学の普及が難しいのはなぜか?」
パネラー:児玉 治 (コマツ)、細井光夫 (コマツ)、金子行宏(シナノケンシ(株)代表取締役社長)、金井孝(シナノケンシ(株)取締役)
ファシリテーター:臼井弘明(シナノケンシ(株)開発本部長)
【事例発表】
・「ASPINA事例紹介」
ASPINA(シナノケンシ)での事例紹介、その中でASPINA流の品質工学の10ステップの定義紹介をした。更に、参加者それぞれの自社流の品質工学について考えて意見交換をした。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
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