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品質工学会誌(2009年2月号)
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2009年2月26日 09時35分
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長野県品質工学研究会
2008年11月20日(木)、第7回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す2つの事例発表および3つの共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「満足度調査における、静特性VSコンジョイント分析」(日置電機(株) 永岡正敬)
マーケティングにおけるアンケート調査解析方法の一つとして、直交表を利用した「コンジョイント分析」という手法があるが、静特性でも同様の解析ができることが紹介されていたため、実際のアンケート結果を使って両者を比較してみた。
比較をしたところ、静特性とコンジョイント分析の結果はほとんど一致した。また静特性に関しては、SN比による推定値、平均値による推定値、および標準偏差による推定値とをそれぞれ比較したが、SN比による推定値は、ほとんどが平均値によるものであり、標準偏差の寄与は、非常に低いことが分かった。参照元では、人による評価のバラツキをノイズとしてSN比を計算していたが、このノイズは、タグチメソッドで言うところのノイズには当たらないためと思われる。
また本事例では、最初のアンケート時に、再現確認用のデータも含めてアンケートをとり、再現確認はこのデータを使うことにした。本来ならば最適条件を出してから、改めてアンケートをとって確認を行うべきであろうが、実使用を考えると、お客様のところに2回出向いてアンケートをとらねばならず、また時間経過による感覚のずれも心配されるため、このような方法を採用した。
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