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品質工学会誌(2009年2月号)
長野県品質工学研究会
 2008年11月20日(木)、第7回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す2つの事例発表および3つの共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「満足度調査における、静特性VSコンジョイント分析」(日置電機(株) 永岡正敬)
マーケティングにおけるアンケート調査解析方法の一つとして、直交表を利用した「コンジョイント分析」という手法があるが、静特性でも同様の解析ができることが紹介されていたため、実際のアンケート結果を使って両者を比較してみた。
比較をしたところ、静特性とコンジョイント分析の結果はほとんど一致した。また静特性に関しては、SN比による推定値、平均値による推定値、および標準偏差による推定値とをそれぞれ比較したが、SN比による推定値は、ほとんどが平均値によるものであり、標準偏差の寄与は、非常に低いことが分かった。参照元では、人による評価のバラツキをノイズとしてSN比を計算していたが、このノイズは、タグチメソッドで言うところのノイズには当たらないためと思われる。
また本事例では、最初のアンケート時に、再現確認用のデータも含めてアンケートをとり、再現確認はこのデータを使うことにした。本来ならば最適条件を出してから、改めてアンケートをとって確認を行うべきであろうが、実使用を考えると、お客様のところに2回出向いてアンケートをとらねばならず、また時間経過による感覚のずれも心配されるため、このような方法を採用した。
(2)「品質工学合同研究会に向けて」(新光電気工業(株) 野川和幸)
2009年2月14日に石川県七尾市で品質工学合同研究会が開催される。今回の合同研究会のメインテーマは、「2007,2008年度の各地区研究会より掲載された論文の徹底討論」である。このメインテーマに向けて、各研究会から投稿された論文をリストアップし、その中から4つの論文について事前に討論を行った。
【共通テーマ】→会員は以下の3テーマに分かれ、各テーマで1年間共通テーマに取り組んでいる
(1)「イメージによるパラメータ設計」
メンバー不在のため、今回は休会した。
(2)「シャープペンの機能性評価」
(1)シャーペンに落下を与えたもの(2)加圧試験をおこなったもの(3)何も衝撃を与えていないものの3種類でシャーペンの芯の種類を変化させ、シャーペンのノック数と芯の吐出量の動特性でSN比を算出した。但し、(1)〜(3)の条件や、シャーペンの芯の種類等の組み合わせ方によりSN比の値が大きく変化した。各自、得られたデーターを体系的に整理し、どの様にデーターを整理すれば、目的を達成するか次回議論する。
(3)「T法、MT法、オンラインQEを使ってみよう」
参加会員が持ち寄った事例データについて、MT法で解析を行った。残念ながら判別ができないという結果になったが、これは測定項目内に効く因子が存在しなかったためである。次回は新たに別のデータを持ち寄り、同様にMT法にて解析してみることになった。

 2008年12月11日(木)、第8回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す2つの事例発表および3つの共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「品質工学によるシミュレーション解析」 ( 東京特殊電線(株) 内堀勝彦)
IHコイルのシミュレーション解析について、品質工学を用いて最適化を行った。目的は、IHコイルでアルミ板を発熱させる際の効率を高くすることである。ノイズは「アルミの電気抵抗率のばらつき」と「アルミ板とコイルの間の距離のばらつき」を設定した。IHコイルの設計パラメータをL18直交表に割り付け、効率を望大特性で評価した。その結果、利得の再現性は良好であり、最適条件を得ることができた。
(2)「有限要素法を用いたIPMモータの最適化設計」 (多摩川精機(株) 小久江幸二)
内容は会社都合により省略
【共通テーマ】→会員は以下の3テーマに分かれ、各テーマで1年間共通テーマに取り組んでいる
(1)「イメージによるパラメータ設計」
メンバー不在のため、今回は休会した。
(2)「シャープペンの機能性評価」
メンバー不在のため、今回は休会した。
(3)「T法、MT法、オンラインQEを使ってみよう」
参加会員が持ち寄った事例データについて、T法およびMT法で解析を行った。T法で解析した事例については、従来の推定方法よりも8db程度高い推定精度を得ることができ、T法の素晴らしさを実感することができた。MT法で解析した事例については、判別がうまくいかなかったため、データを見直し、次回再度解析してみることになった。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
 
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