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品質工学会誌(2018年10月号) |
2018年10月24日 11時53分 |
長野県品質工学研究会
2018年6月8日(金)、第2回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す2つの事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「タイトルおよび内容は会社都合により省略」 (日本電産サンキョー(株) 中西徹)
(2)「SN比が無かった時代の品質工学」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
品質工学会誌(Vol.6,No.1,pp12)の「品質工学の数理(12.機能のロバストネスの評価、SN比以前と以後)」から、タイルの焼成事例について、SN比が無かった時代の品質工学について紹介した。以前は分散分析が必須であったが、SN比の発明によって、ロバスト性の評価が飛躍的に簡単になった。
【共通テーマ】
「MTシステムによる工作機械の異常検知」については、継続とする。
新たに「BNCケーブルの機能性評価」を実施することになった。
2018年7月13日(金)、第3回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す2つの事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「単位空間が項目数>メンバー数の時のMT法による解析について」 (日本電産サンキョー(株) 中西徹)
設計段階では、サンプル数が少ない事もありMT法を適用する事が難しい場合が多い。そこで、2項目の総当たりマハラノビス距離の行列を求め、項目毎に平均値を算出し、それを新たな項目として誤圧の距離を求めた。そして、通常のMT法と誤圧の判別精度を比較した結果、本方法が最も判別精度が高くなった。今後事例を増やして有効性を確認したい。
(2)「多変数の損失関数について」 (信州大学 岩下幸廣)
損失関数は1特性によって計算されますが、複数特性による計算が必要になることがあります。そこで、多特性による損失関数を、まず特性間に相関がない場合を検討し、次にMT法を使って特性間に相関のある場合の検討を行った。
【共通テーマ】
「BNCケーブルの機能性評価」(日置電機(株) 兒玉光)
BNCケーブルの機能性評価を題材に取り上げるに至った経緯とBNCコネクタの構造説明、繰り返し挿抜による嵌合部の接触抵抗値の推移を測定した結果報告をおこなった。また、機能性評価を実施するにあたり、今後の検証方法について議論おこない、次回定例会までに、候補に挙げた誤差因子が有効性を検証することとした。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
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