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品質工学会誌(2018年2月号) |
2018年2月26日 10時10分 |
長野県品質工学研究会
2017年10月20日(金)、第6回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
「IoT、AIと品質工学」(信州大学 岩下幸廣)
8月の研究会に参加できなかったメンバー等からに要請で、再度「On-Line QEによるIoTの最適化及びMT法のAIへの適用」について、生産機械での考え方、検討事例を発表した。今後、品質工学のIoT及びAIへの適用の検討を更に進めたい。
【共通テーマ】
「機能性評価テーマの検討」
以前報告したボールの機能性評価の事例を参考に、機能性評価テーマの検討を行った。ボールの種類は標示因子であって、単純な比較は問題があるという意見があった。また、スーパーボールについては家庭にあるものを用いて作ることも可能であり、そのパラメータ設計を行うのもどうかという意見も出た。その配合を調査するなど、今後も検討を続ける予定である。
「MTシステムによる工作機械の異常検知」
AEセンサー等のセンサーを用いて、工作機械の異常を検知したい。次回、既にあるデータを見て、どのような解析が可能かを検討することになった。
2018年11月17日(金)、第7回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す3つの事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「時間を入力とした場合の機能性評価」(信州大学 岩下幸廣)
時間を入力とした場合の機能性評価は、化学変化の式などが知られているが、他の方法について検討状況を報告した。
(2)「Excel関数を使って、一般化逆行列を求める方法」(日置電機(株) 永岡正敬)
MTシステムにおいて、多重共線性がある項目を計算する場合の回避方法として、相関係数行列の代わりに余因子行列を使うMTA法がある。しかしそれとは別に、一般化逆行列を使ってみるのも一つの手として考えられる。
今回、Excel関数だけを使って、近似計算で一般化逆行列を求める方法を紹介した。
一般化逆行列を使えば、多重共線性が複数あってももっともらしい計算ができるため、解析の幅が広がる可能性があると考える。
(3)「品質工学学習教材コマ実験セットを用いたパラメータ設計の解説」 (長野県工業技術総合センター 児野武郎)
タカノ(株)から発売されている品質工学学習教材コマ実験セットを用いて、パラメータ設計手法の初心者向け解説を行った。考えるべき因子など、実験手順を追いながら品質工学の解説を行った。
【共通テーマ】
「MTシステムによる工作機械の異常検知」
工業技術総合センターの旋盤を用いて、バイトを3種類(摩耗大、中、小)変えて、それぞれのバイトで切込量を3パターン変化させて加工したときのバイトに生ずるAEセンサと加速度ピックアップの測定データについて報告した。また、測定データについて、MT法による処理方法を検討した。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
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