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品質工学会誌(2015年12月号) |
2015年12月27日 09時55分 |
長野県品質工学研究会
2015年9月10日(木)、第5回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
「FFT重心を用いた異音判別検討」 (日本電産サンキョー(株) 中西徹)
現在、作業者が聴感で判別している異音をMT法により自動判別する目的で検討を開始した。音の項目としてアマノ株式会社の鈴木真人氏が提案されていたFFT重心を検討した。その結果、可聴周波数全域から求めたひとつの重心では判別精度はあまり良くなかったが、複数の周波数帯に分割した結果、良好な判別結果が得られた。また、FFT重心を等確率楕円上に表す事で、異常の様子が視覚的にもとらえる事ができ有効であった。
【共通テーマ】
「品質工学学習教材 コマ実験セット」
コマのパラメータ設計における誤差因子を、コマをリリースする時の角度として実験を行った結果を議論した。ノイズとしてある程度効いているが、効果が小さく、繰返しのばらつきも大きいため、誤差因子としては不適当ではないかとの意見があった。今後、別の誤差因子を検討しながら実験を行う。
2015年10月8日(木)、第6回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
「MT法でパターンが異なるとは」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
マハラノビスの距離とは何か、そしてMT法でパターンが異なるとはどういうことかを紹介した。
【共通テーマ】
「品質工学学習教材 コマ実験セット」
「コマ実験セットについて」コマ実験セットの評価方法について検討した。ケンカコマは、様々なコマに対して安定して勝つことが求められる。そのため、直交表に基づいて作成されたコマ18個の内、評価対象以外の17個のコマをノイズとし総当たりで対戦を行った。勝ち、引き分け、負けのポイントを、1、0.5、0とし、17個のデータを、望目特性、オメガ変換で評価したところ、要因効果の傾向、利得の再現性は良好であった。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
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