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品質工学会誌(2014年10月号)
長野県品質工学研究会
 2014年7月24日(木)、第3回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「QES2014報告」 (日精樹脂工業(株)常田聡)
今年のQES2014で受賞した研究について紹介した。金賞1、銀賞3、大会実行委員長賞1、会長賞1の計6テーマの研究内容をかいつまんで話した。大会では1昨年より「マクロ視点」をキーワードにして、部分最適ではなく全体最適を狙った研究発表を求めている。今年の受賞研究は、より「マクロ視点」の研究に近づいており、以下のような特徴があったと説明した。
・生産現場と生産技術や生産技術と設計の協同研究
・自社開発CAEによる製品全体の評価
・開発段階における毒性の環境影響評価
・水産業における継続的な研究
研究の内容は年々難しくなってきており、それはテーマ自体の難易度が高くなってきているためであろう。また、損失関数の適用事例も増えてきており、長野県の研究会で大いに参考にしたい。
【共通テーマ】
「MTシステムの活用」
圧力の分布が測れるセンサで寝姿勢が判別できるか検討した。予備実験の結果、仰向けと横向きのような姿勢の違いは、判別できることがわかった。まずは特定の人の基本的なデータを判別することで、精度向上を検討することとした。

 2014年8月21日(木)、第4回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す3つ事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1) T法による膜厚測定器の校正(KOA株式会社 守谷敏)
部品のNiめっき膜厚の測定を、測微計から蛍光X線測定に切り替えた。しかし、測定値にズレがあるため、測微計の値を真値、蛍光X線の測定値を項目値として推定式を求めた。この推定式が蛍光X線での測定値の補正式となる。
(2) T法による売上げ高の推定(KOA株式会社 守谷敏)
項目に経済指標(株価、ドル、日経平均、GDP)と産業指標(自動車、白物家電、移動電話、PCなどの生産台数)として、何が会社の売上げと関係しているかを調べた。結果は予想外に、全売上げの13%程度しかない項目が最もSN比を高くしていることがわかった。今後、この項目の生産動向を注視していけば、会社の売上げを±10%程度のズレで推定することができる。
(3) T法で有馬記念を獲る(KOA株式会社 守谷敏)
T法セミナーの事例として取り上げた競馬の勝ち馬予想である。各種の項目データから作成した推定式が、翌年にはほとんど使えないのはなぜなのか。少しでも推定精度を上げるために、どう工夫したのかを紹介した。
【共通テーマ】
「オンライン品質工学について」
一般的に中国製品は日本製品より価格が安い。そこで、実例を使用して許容差を求め、検討することとした。今回の研究会では許容差を求めるに当たり、機能限界Δ0、機能限界を超えたときの損失A0、許容差Δの求め方について議論した。
「MTシステムの活用」
圧力分布センサのデータから寝姿勢が判別できるか検討した。RT法またはMT法の適用について議論した。MT法に関してはデータ数に対し項目数が多すぎるため、生データの圧縮を検討することとした。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)

 
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