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品質工学会誌(2013年6月号) |
2013年6月18日 11時39分 |
長野県品質工学研究会
2013年3月8日(木)、第11回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す1つの事例発表および2つの共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
「ものづくり立国への郷愁」 (長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門 丸山六男)
丸山氏は、長野県品質工学研究会の創設時に事務局を担当していた。今年度で退職するにあたり、「ものづくり立国への郷愁」 と題して、日本経済の状況と今後の見通しについてご紹介いただいた。
【共通テーマ】→会員は以下の2テーマに分かれ、各テーマで1年間共通テーマに取り組んでいる
(1)「T法によるパターン認識の検討」
指紋画像を256階調のRGB値へ変換し、二値化するときの閾値の検討をおこなった。その結果、R値、G値、B値のすべてで閾値を200に設定すると、指紋画像の濃淡に関係なく指紋のパターンを再現できそうなことがわかった。また、同じ指紋画像から変換したRGB値のそれぞれの値において、再現した指紋のパターンに大きな違いはなかった。今後は、閾値を200に設定し、誤圧を計算する。
(2)「割れにくいシャボン玉のパラメータ設計」
長野県工業技術総合センターの引張試験機を使用して、シャボン液の性能評価方法を検討した。シャボン液中からリングを引き上げてシャボン膜を作る際の速度がノイズとなることを想定した。速度を変えながら数回実験を行ったが、シャボン膜が破れる高さにはほとんど差が見られなかった。ノイズについては再検討が必要と思われる。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
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