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品質工学会誌(2011年10月号) |
2011年10月25日 13時59分 |
長野県品質工学研究会
2011年7月21日(木)、第3回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す1つの事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
「QES2011の参加報告」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
2011年6月22日・23日に開催されたQES2011について、大会の様子および関心の高かった発表テーマについて報告した。
【共通テーマ】
「電気回路のパラメータ設計」
ホイートストンブリッジのパラメータ設計の実験を行なった。前回の課題であった、誤差因子の与え方の検討を行なった。次回までに直交表実験を行なう予定とした。
実験後にはホイートストンブリッジをパラメータ設計の教材とすることができるかを検討していきたい。
2011年8月25日(木)、第4回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す2つの事例発表、報告および2つの共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「共通テーマ「紙飛行機のパラメータ設計」のまとめ」 (KOA株式会社 守谷敏)
この事例は、共通テーマとして1年間行った結果をまとめたものである。結論から言えば、SN比、感度共に再現性を得ることはできなかった。交互作用のある制御因子を用いたことが主な原因であるが、その他にも飛行機の作成ばらつき、飛ばし方なども大きく影響していた。これらを実習での注意点としてまとめ、本テーマの終了とした。
なお余談になるが、本テーマで得られた注意点を基に発表者が社内教育で行った実習では、誰が作っても均一によく飛ぶパラメータを求めることができた。
(2)「T法における欠測データの活用の検討」 (有限会社増田技術事務所 増田雪也)
T法における欠測データの活用について、新SN比を採用し、推定を行った。その結果、従来のゼロ点比例式とほとんど同じ推定精度になった。
【報告】
「品質工学導入講習会 参加者アンケート調査結果」(財団法人長野県テクノ財団 岩下幸廣)
2011年7月20日に岡谷市にて開催された品質工学導入講習会のアンケート調査結果について報告された。7割以上の参加者が、「非常に参考になった」または「参考になった」と答えていた。導入講習会に引き続き、8月末に2日間の品質工学パラメータ設計基礎セミナーを開催する予定である。
【共通テーマ】
(1)「電気回路のパラメータ設計」
ホイートストンブリッジのパラメータ設計の直交表実験を行なった。L18直交実験の結果をゼロ望目特性で解析した。実験時、抵抗器のリード線をワニ口クリップで挟んだが、値が安定しなかった。次回は動特性による解析と実験の問題点について検討する予定である。
(2)「シュガーディスペンサーの機能性評価」
従来より取り組んできた共通テーマ「紙飛行機のパラメータ設計」に代わり、新たなテーマとして「シュガーディスペンサーの機能性評価」を実施することにした。次回は、基本機能やノイズなどを検討する予定である。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
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