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品質工学会誌(2009年10月号)
長野県品質工学研究会
 2009年7月16日(木)、第3回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す検討事項、2つの事例発表および3つの共通テーマについてディスカッションした。
【検討事項】
・研究会は基本的に毎回長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門にて開催しているが、年に1〜2回、会員企業にて開催を行っている。2009年度は、11月19日(木)に長野県坂城町の日精樹脂工業(株)にて開催されることになった。
・初心者向けの品質工学入門コース(2日間)を9月10日(木)と11日(金)に開催することになった。講師は、本年度の研究会役員であるKOA(株)の守谷敏である。対象者は会員企業の技術者であるが、定員に余裕があれば非会員でも参加できる。参加費などの詳細については、事務局までお問い合わせいただきたい。
・当研究会の常田聡会長が第17回品質工学研究発表大会(QES2009)にて発表したテーマ「直動滑り摩擦における摺動特性の研究(2)」で(財)精密測定技術振興財団品質工学賞【金賞】を受賞した。そこで、秋に金賞受賞記念講演会を開催することになった。
【事例発表】
(1)「超音波センサーの設計開発」 (上田日本無線(株)宮下俊彦)
長野県上田市にある上田日本無線(株)では、医療用超音波振動子や産業用超音波センサーの開発製造を行っている。
圧電セラミックスの粉体作成からセンサーの製造まで一貫生産を行っており、開発から製造までの段階で、品質工学を活用できる場面についてディスカッションした。まず最初に品質工学を活用して安定した製造方法を確立し、次にセンサーの性能向上を目指してセンサー自体のパラメータ設計を行ってはどうかという提案があった。誤差因子としては、季節的な変動や原材料のバラツキなどが考えられる。
(2)「イメージによるパラメータ設計」 (日精樹脂工業(株)常田聡)
前期の共通テーマで、「イメージによるパラメータ設計」にて掃除機の使いやすさを評価した結果を発表した。
掃除機の形や操作性などを制御因子にして直交表L9に割り付けて、点数による評価を行った。結果より最適条件と比較条件を選択し確認実験を行ったところ、評価者が同じ顔ぶれでなくてもほぼ利得が再現した。一般的な家電製品においては、どんな製品でも同じように評価ができる可能性が高いと考えられる。この方法を、いわゆる商品開発に利用すれば、優れた商品開発ができる可能性があると感じた。
【共通テーマ】
今年度のテーマを以下の2テーマに絞り、次回から本格的に活動することになった。
・「歩数計の機能性評価」
・「生キャラメルのパラメータ設計」
 2009年8月27日(木)、第4回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す1つの事例発表および2つの共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「歩数計と生キャラメルの基礎知識」(長野県工業技術総合センター精密・電子技術部門 上条和之)
今年度の共通テーマ(「生キャラメルのパラメータ設計」・「歩数計の機能性評価」)の題材となる「生キャラメル」と「歩数計」について、議論の参考となるように基礎的な知識をまとめてみた。
「生キャラメル」は、電子レンジで作ることができる作成キットが市販されている。このキットを用いることにより、手軽に短時間で実験をすることが可能である。
「歩数計」は、様々なタイプ(振り子式、3D加速度センサー式、2軸加速度センサー式、1方向加速度センサー式など)が市販されている。必ず腰に装着しなければいけないタイプもあれば、胸ポケットやカバンの中に入れておいても機能するものもある。
【共通テーマ】→会員は以下の2テーマに分かれ、各テーマで1年間共通テーマに取り組んでいる
(1)「生キャラメルのパラメータ設計」
生キャラメルについて製造者側に立った、実験を行う。
■制御因子:
・生クリームの種類(6因子)
・牛乳の種類(3因子)
・砂糖の種類(3因子)
・添加剤(塩)(あり、なし)
・添加剤(バニラエッセンス)(あり なし)
・1回目攪拌条件(3因子)
・2回目攪拌条件(3因子)
■誤差因子:冷蔵庫からの取り出し時間(10分以内、20分後)
■出力:官能評価(甘さ、硬さ、後味、色、見た目、満足度)
出力をSN比で評価するか、T法で評価するか結果を見て議論する。
今後の予定は以下の通りである。
9月 予備実験+官能評価の予備実験
10月 制御因子、誤差因子の妥当性評価及び再設定の検討
(市販品をいくつか準備し試食会も実施)
12月 AMよりL18直交表での試作及び評価を実施
1月 12月の評価結果の総括
2月  確認実験
3月 まとめ
(2)「歩数計の機能性評価」
購入した7機種の歩数計について、実際に動作させてみた。機種毎に使い方が異なり、複雑な仕様もあるため、次回の本格実験に向けて習熟しておくことになった。
メンバー全員で研究計画についてディスカッションした。
■入力「実歩数:3水準(20歩、40歩、60歩)
■出力「歩数計の表示値」
■ノイズ「歩く速さ、床の種類(フラットな床、階段)、床の硬さ、履き物(サンダル、運動靴)、歩行の間欠の有無)、取付位置(腰、胸ポケット)、人(Aさん、Bさんなど)、取付角度、腕振りの有無、片足負傷、片手にバッグ、ジグザグ歩行(有、無)」
次回は、リストアップしたノイズをL12直交表にノイズを割り付け、実際に実験を行うことになった。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
 
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