NQES blog
NQESのホームページはこちらです。
新着アーカイブ
▼長野県品質工学研究会の活動報告(2024年2月&3月)
(2024/4/3 10:22)
▼長野県品質工学研究会の活動報告(2023年12月&2024年1月)
(2024/1/22 11:33)
▼長野県品質工学研究会の活動報告(2023年10月&11月)
(2023/11/27 10:14)
▼長野県品質工学研究会の活動報告(2023年8月&9月)
(2023/9/27 12:55)
▼長野県品質工学研究会の活動報告(2023年6月&7月)
(2023/7/25 08:05)
▼長野県品質工学研究会の活動報告(2023年4月&5月)
(2023/5/25 08:07)
▼長野県品質工学研究会の活動報告(2023年2月&3月)
(2023/3/21 09:53)

新着コメント
▼品質工学会誌(2006年8月号)
by サステナブル (02/25)
▼品質工学会誌(2008年4月号)
by 濱田 郁郎 (05/13)

新着トラックバック
新着トラックバックはありません

品質工学会誌(2017年10月号)
長野県品質工学研究会
 2017年7月13日(木)、第3回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す3つの事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「T法による長寿の要因分析(3回目)」長野県テクノ財団 岩下幸廣
長寿の要因についてT法で解析したが、前回までの発表では参加者の理解が得られなかった。そこで「項目間の相関が強い場合のT法」として、2つの方法及び手順を提案、整理して、関係者で議論を行った。
(2)「T法の項目診断について」日本電産サンキョー 中西徹
T法はエクセルの関数のみで計算出来る事から、他の手法に比べると品質工学初心者への普及も比較的敷居が低い。ところが、有効項目を取捨選択するための項目選択は、2水準系の直交表を用いて行われていて、エクセル関数のみで処理するには難しい。一方、項目選択を1項目ずつで行う方法も提案されており、こちらは比較的容易に計算出来る。そこで、これらの項目選択のやり方で、推定精度に差が出てくるのか、3つの事例を使って試してみた。その結果、推定精度への影響は大きくは無いが差がある事が判ったが、どちらが有効かという結論には至らなかった。今後も研究会を通じ、簡単で有効な項目選択の方法を検討する事となった。
(3)「MT法と標準化誤圧による判別について」長野県工業技術総合センター 児野武郎
材料試験機による打抜き加工時のストローク-荷重曲線から、加工時の異常についてMT法と標準化誤圧による判別を試みた。その結果、両者とも比較的良好な判別ができた。標準化誤圧は比較的簡便に計算できるため、中小企業への普及の可能性を得ることができた。
【共通テーマ】
「共通テーマ検討」
MT法で指紋認証等の画像判別を検討する。また、製造工程の監視をMT法を使って行う等のアイディアが出された。

 2017年8月10日(木)、第4回研究会を長野県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(長野県岡谷市)にて開催した。以下に示す2つの事例発表および共通テーマについてディスカッションした。
【事例発表】
(1)「IoTとオンライン品質工学」 信州大学 岩下幸廣
On-Line QEによるIoTの最適化及びMT法のAIへの適用について、生産機械での考え方、検討した事例を発表した。今回の発表をベースに、品質工学のIoT及びAIへの適用の検討を進めたい。
(2)「ボールの機能性評価について」 長野県工業技術総合センター 児野武郎
ボールの跳ね返りについて調べた小学生の自由研究の結果を分析し、床の硬さが変化しても同じように跳ねるボールを優れたボールとして、機能性評価を行った。その結果、ウレタンボールが最もSN比が高く、ゴルフボールやビー玉は低いことが分かった。今後の研究会における事例研究のヒントとなった。
(3)「MT法による部品の画像判別」 KOA(株) 守谷敏
MT法を用いて電子部品の汚れ判別を行うことを検討している。画像を濃度データに変換し,4項目の特徴量として解析を行った。さらに項目診断で2項目に絞り込んでみたところ,十分使えそうな感触が得られた。今後は部品の判別対象範囲や単位空間の見直しを行い,判別精度を上げていく予定である。
【共通テーマ】
「共通テーマ検討」
テーマを検討し、工業技術総合センターが保有するAEセンサーを用いて、工作機械の異常診断を行うこととなった。今回はAEセンサーの実物を持ち込み、どのような測定ができるか検討した。次回以降、実際に工作機械に取り付け、データ取りを試みる予定である。
((有)増田技術事務所 増田雪也 記)

 
コメント(0) / トラックバック(0)品質工学会誌の広場の記事

カテゴリー
活動報告(21)
お知らせ(1)
品質工学会誌の広場の記事(85)

月別アーカイブ
2024年04月(1)
2024年01月(1)
2023年11月(1)
2023年09月(1)
2023年07月(1)
2023年05月(1)
2023年03月(1)
2023年01月(1)
2022年11月(1)
2022年09月(1)
2022年07月(1)
2022年05月(1)
2022年03月(1)
2022年01月(1)
2021年11月(1)
2021年09月(1)
2021年07月(1)
2021年05月(1)
2021年03月(1)
2021年01月(1)
2020年11月(1)
2020年08月(1)
2020年06月(1)
2020年04月(1)
2020年02月(1)
2019年12月(1)
2019年10月(1)
2019年08月(1)
2019年06月(1)
2019年05月(1)
2019年02月(1)
2018年12月(1)
2018年10月(1)
2018年08月(1)
2018年06月(1)
2018年04月(1)
2018年02月(1)
2017年12月(1)
2017年10月(1)
2017年08月(1)
2017年06月(1)
2017年04月(1)
2017年03月(1)
2016年12月(1)
2016年10月(1)
2016年08月(1)
2016年07月(1)
2016年05月(1)
2016年02月(1)
2015年12月(1)
2015年11月(1)
2015年08月(1)
2015年06月(1)
2015年05月(1)
2015年02月(1)
2014年12月(1)
2014年10月(1)
2014年08月(1)
2014年06月(1)
2014年04月(1)
2014年02月(1)
2013年12月(1)
2013年10月(1)
2013年08月(1)
2013年06月(1)
2013年04月(1)
2013年02月(1)
2012年12月(1)
2012年10月(1)
2012年09月(1)
2012年07月(1)
2012年04月(1)
2012年02月(1)
2011年12月(1)
2011年10月(1)
2011年08月(1)
2011年06月(1)
2011年04月(1)
2011年02月(1)
2010年12月(1)
2010年10月(1)
2010年08月(1)
2010年05月(1)
2010年04月(1)
2010年02月(1)
2009年12月(1)
2009年10月(1)
2009年08月(1)
2009年06月(1)
2009年04月(1)
2009年02月(1)
2008年12月(1)
2008年10月(1)
2008年08月(1)
2008年06月(1)
2008年04月(1)
2008年02月(1)
2007年12月(1)
2007年11月(1)
2007年08月(1)
2007年07月(7)